古事記神話の真解釈



古事記は要領よくまとめられた知識の書です。

元の伝承がどのようなものであったかは、ホツマ ツタエなどの歴史伝 承などが参考にされ要約的に採録されたもののようですが、これ以外に、超古代文明から持ち越されたと思われるような科学知識が、言 葉 少なの古代において語り尽くされようとしていた感があります。
この解釈で前提となるのは超古代の存在です。その立場を容認願わね ば、おそらくトンデモ解釈としか見ていただけないでしょう。

この解釈結果を得たのは、1980年代のことでした。それから10 年余を経て更なる発見として、ヘブライの神秘思想カバラの伝播がありえた明確な形跡が見つかり、これはもしかするとカバラの知識体系が、当時開始された文 字記録によってアウトプットされたものではなかったかという推理に至りました。
その論文はすでに「古代日本にカバ ラが来ていた」なる著書名で 1995年に出版しており、ネット上においても「古代 日本謎の中東 思想渡来考」として掲載し、すでに13年になっております。

古代日本の為政者が知識の保全に力を尽くしていたことは、古事記の 序文からも伺えることであり、その文字化されたアウトプットが古事記とするなら、カバラの知識のどれほどかが含まれていてもおかしくないと思われるわけで す。
カバラは錬金術で有名です。古事記には、その元になるような科学知 識が盛り込まれていることも事実です。
古代人のしたことと一笑に伏さない研究態度で臨めば、古事記は 御伽噺の域を離れて、真に研究価値のある文献として識者の目には映ってくることと思います。


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古事記神話の物語構成一覧
段記号 段の見出し 解釈できる事柄 歴史時間 特記事項 理念の展開
天地の初め 超宇宙論 宇宙開闢論 宇宙および
地球の創生
コンピュータによる宇宙の起動
質量、電荷、スピン、諸相の完備
仮想現実宇宙の開始

地質学的歴史時代
島々の生成(1) 地球の創生 自転(おのころ)する島・地球
島々の生成(2) 大陸の生成 各大陸の名称 大陸移動説
神々の生成 ある人類文明史(生成から衰兆まで) 前の時代の
歴史展開
アトランティス?
あるいは現世の歴史理念の概要
文明の開始
から終了まで
黄泉の国 人類文明史(衰退から終焉まで)
身禊(みそぎ) 水による地上の浄化 人類の
空白期
神々の時代
かつてあった大洪水と太陽消失と
回復処理
隠り身(神)の時代
誓約(うけひ) 浄化後の始末(自然の暴乱と鎮静)
天の岩戸 天変地異と回復処理
穀物の種 次の時代への種の保存 生存環境の
回復整備期
ウトゥ/ノアの箱舟 種子の採取
八俣の大蛇 異変の爪痕・火山活動の鎮静処理 出雲八重垣の造営 環境整備
畑作り
須佐之男命の系譜 治山 治水 灌漑事業 ピラミッドやマウンド
因幡の白兎 土地改良と農業基盤整備
古代の
観点
では

縄文
弥生
時代
のこと






現代の
観点は

古代
から
近世
までの
歴史

古代に
おいて




現代に
おいて
預言の
箇所と
なって
いる
施肥改良
播種
発芽
きさ貝姫とうむ貝姫 次代を引き継ぐ人類の試練、受難
根の堅州国 神から人類への地上管理権委譲 今の時代の
開始から
終了まで
大国主命の系譜 農耕、開墾関連の事物、風物描写 基礎形成期
根、茎、葉
の充実
少那毘古那神 同時代の異星人との交流
御諸の山の神 同上
大年の神の系譜 豊かな農耕文化と知恵による統治
天若日子 文明開化 新文化の先鋒の帰化 外部因子に
よる受粉
国譲り 高度文明の侵略による国の譲渡
天孫降臨 賑々しい高度文明の移殖 爆発的
開花期
猿女の君 高文明誘導者の死
木の花のさくや姫 急燃焼、爆発的開花する天神系理念
海幸と山幸 海洋部族の人為的変災による衰退 結実
刈り取り
枯死焼却
豊玉姫命 怪獣徘徊の様相の高文明
うがやふきあへずの命 次の時代への元の木阿弥的旅立ち



(1983年Okuhito自費出版物より) 

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