新聞紙
七月三十日の朝 駅前広場から 古新聞いちまい 舞いあがった たかくたかく飛び 二階建ての家を飛びこえていった そのように あかい色の愛は 白く翔く愛へと 昇華されねばならない どうあればいいのか 見ると 新聞紙は 風に二転三転し 池のまんなかに ポチャリと落ちた 風まかせ人生 しっぽり濡れるのが おちか
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