天狗さんたちの封印解除
2004年のことだった。私は武良氏と立ち上げたUFOビデオ撮影友の会で、新入会してきたての坂本夫妻とともに、六甲山系でUFO撮影をたまにやってい たのであるが、不思議なことに黒い三角形のようなものが、形態変化を伴いながら、非常に速いスピードで回転しながらファインダーの中に収められることに気 付いた。
特に六甲山に上る表六甲登山道路の途中にある鉢巻展望台から麻耶山頂をめがけて写す方向において、武良氏は顕著なUFOを撮影し、私のほうに随時写真を送 り、ネット掲載していたのであったが、
その中に、不思議な矢印のようなUFOが急降下する
連続する三コマのシーン
があった。(1/30秒コマで降下)
その意味は何なのだ? と感じてしまうのが、私である。
まるで矢印は、その場所を探れと言っているようではないか。
私は単身、指定されたと思しき、麻耶山山頂のテレビアンテナの林立する付近にビデオカメラを回しながら行ってみた。
するとそこには、麻耶山頂を示す「天狗岩」があり、石丸猿田彦大神という石碑が建っていた。
その磐座にビデオカメラを向けたときである。そのときはただカメラを回していただけで気づかなかったが、後でモニターに映して画面を精査した時に、驚くよ うな飛行体が捉えられていた。
まるでオバQのようなひらっとした白いものが、一瞬のうちに画面をよぎり、そのあたりに滞空したように映っていた。
さて、そのようなことは、その場では気づかず、祠の周囲を撮影しながら見ていたところ、向かって右側の下の地面に、いったいなんだ、「三角寺」と書かれた 看板が落ちていたのだ。
そのときには、意味がわからない。しかし、それまでに我々のビデオカメラに写るのは三角形を主体にした形態変化する妖怪のような飛行体だった。三角という 意味の通じるものがある。
それから家に帰ってから、ネットで調べた。
すると、麻耶山天上寺の伝承に、むかしここに天狗が住み着いていて、そこにふもとから僧侶が上がってきて、彼ら天狗たちを封印してしまったのだという。そ の時の法術の名を「三角護摩壇法」というらしい。
そして、三角寺とはいったい?・・・四国八十八カ所霊場のひとつ、三角寺というのがあるではないか。
その寺の伝承に、空海が最強の呪術としていた三角護摩壇法を行じたという言われがあったのだ。
もしや、天狗たちを封じたのは、空海? 誰がしたという伝承は定かでないが、密教の僧侶であるに違いない。また、空海は麻耶山に上がってきて、麻耶夫人像 を奉納している。ならば、上がってきた封印僧侶らしくもなる。
古代には、およそ朝廷の命で異端分子討伐に向かった、後に聖賢と讃えられた人々が多くいたに違いない。この世というのは、清く正しく一本で行くというの は、困難なのだろうか。どこかおかしい気がする。
天上寺の開祖は法道仙人。この方の事績に、古法華一乗寺の法鉢伝説がある。この地で武良氏がまた不思議なUFOを撮っている。
http://uu.fantasia.to/uumusou/general/20041113_1/20041113_1.htm
レジェンドとシンクロする撮影物の数々。私は特に、こうした謎に満ちた歴史探訪の中で不思議発見があると、わくわくしてしまう性質である。
天狗さんたちもまるでこの謎解きに参加出演してくれているようで、
謎解き = 封印解除 と定義する私たちには、とても有意義な善行になっていると観ずる次第である。
飛行映像(アニメ)が出ていないようなら、ページ をリロードしてください
この頃、日本全国の道路のガードレールに謎の三角形をした金属板が突き刺さる事件があり、一過性の現象に終わったが、現実には何の手がかりも得られずの結 果に終わっているらしい。その謎の事件は、全国45都道府県に及んだという。
私は、三角護摩壇法で封印された天狗さんたちの、脱ぎ捨てた封印そのものと解釈している次第だ。
私はその後、山中に入ったが、切り株とでこぼこだらけの土地を歩いて5年経つが、まだ一度も膝を地につけたことがない。つまづいてもつまづいても、倒れな いできているのは、いったいなぜ・・・天狗さんたちが陰ながら支えてくれていると思うのは、決して間違いではないだろう。
封印のかけられた錠前は、謎を解くことで簡単に解ける場合が多いことを物語るように思う。
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