キューピータイプ宇宙人は友好的
以下は坂本氏の話。
今まで五種類の宇宙人グループと遭遇してきたが、最も友好的だったのが、ニックネーム”キユーピーさん”で、十文字山にへばりつくようにして停泊していた円盤型UFOの乗組員である。
背丈は1m20cmほどで、頭が大きく、大きい頭にまばらな毛を30cmほど伸ばしている。痩せ型で、首が細く、目がまん丸で大きいため、”キューピー”と名づける。
この大きいタイプもいて(下の絵)、身長1m80cmほどで、顔が面長で耳は人間そっくり、目が大きく体系は痩せ型で首が長い。どちらのタイプも足のツメが鳥のそれに似ている。手のツメのほうは切り揃えてある。
円盤に入ると、直ぐ左に脱衣コーナーがあり、円筒の中に脱いだ衣類を入れる。円盤の室内ではみな全裸である。これは宇宙人も同じである。
円盤の壁はすべてマジックミラーのような感じで、外が一望できる。
入って右手直ぐ壁側にコントロールパネルがあって、その前で操縦士が円盤の行き先をコントロールする。
タッチパネルのようなボタンがたくさん並んでいて青赤黄などの色を光らせていた。操縦士が手形置き場に掌を置いて、心のままに操縦できるようになっている。
入り口のちょうど反対側には、地球人のためにしつらえたという椅子とテーブルが置かれ、椅子に座って外の景色を眺めることができる。
円盤中央付近に寝台が置かれていた。その周りはがらんどうで異様に広く、我々を招くために本来たくさんあるはずの何かが片付けられている感じがした。
私は薬を飲まされ、寝台の上で何人かの”キューピー”族とセックスさせられ、検査されたりもした。
親密になった頃、寝台の近くにあった下の階(エンジンルーム)に下りる入り口から入ろうとして、きつく静止された。防護服を着ないと入れないと言われた。
この小さいほうの”キューピーさん”は、実に人懐こく友好的で、私が小学生当時、原爆症の後遺症の全身ガンで余命いくばくもない時に助けてくれたのも彼らである。
私が人間のしていることを話すと興味深そうに聞いてくれ、私がたまたま着ていた服と帽子に興味してか、わずか2,3分の後には、カッターシャツにズボン、野球帽でそのアンバランスな体を装って出てきた。どこかペーソスがあって、人間以上に人間的である宇宙人であった。