スカイフィッシュのコロニー

スカイフィッシュは花崗岩の石が敷かれたような池で、地下から湧き出すカルシウム分を含んだ清水が流れをさほど作らず溜まったような場所にコロニーを造る。大きなスカイフィッシュが良好な場所を見つけると、そこに口から粘液を出してコロニーを造り出す。それは胎盤のようなもので、その表面と裏面におびただしい数の幼いスカイフィッシュがへばりつくようにして育つ。コロニーにいる時点から長寿命で大きく育つものと短命で小さいものに分かれてしまう。コロニー上空付近に必ず大型のスカイフィッシュがいて、たえず見守っているから、手出しはできない。