4月10日 超常見聞記その1

武良さんがスカイフィッシュの撮影をテレビ報道させてから、すぐにある新聞誌に関連ある体験として投稿されていたSさんが、武良さんはじめ我々を招請してくださり、40年前に複数人で水晶取りに行ったさい、スカイフィッシュに出くわし、格闘したというその当時の様子を語ってくださった。
Sさんは、若い頃から六甲山系を歩き回り、今では隅々まで知り尽くしている方でもある。

そのときは、たまたま竹を振り回していた同行者がスカイフィッシュに偶然当ててしまい、上空におびただしく滞空していたスカイフィッシュが突如怒りだして、一斉に襲われることになったというのだ。
格闘中に二匹のスカイフィッシュを叩き落とし踏み潰したが、うち二人が他の仲間に襲われて全身いたるところを切られ重傷を負わされ、命からがら下山したという。
その傷口は、鋭利な刃物ですぱっと切られた如くであり、武良さんの鎌鼬説には同感されていた。

逸話であるが、実はそれ以前にSさんは、知らず知らずのうちに彼らの棲息域に足を踏み入れていたのだという。
その話をかいつまんで書き留めてみよう。

登山の途中、たまたま清流の水溜に目を止め、その水を飲んだところ、とても甘かった。
とても元気になったので、その後もそこから水を持ちかえり、病人に与えたところ、難病も治ってしまった。
そうしているうちの何度目かに水汲みに行ったとき、水溜りに柄杓を入れようとしたが、なみなみと溜まっているはずの水の中に、つっかえて入っていかなかった。
なにかおかしいと思い、手を突っ込むとゼラチンのような手触りがある。
ところがそれがまったくの無色透明なもので、水底しか見えないでいるのである。
Sさんは、氷のようなものが張っていたのだろうと、そう不思議にも思わず、そのへりからそれを持ち上げ、その下にある水を掬うことにした。
すると水溜りを覆っていた板状のそれの下に、無数の小判状の透明のものがぶら下がっていた。
後から考えると、これがスカイフィッシュのコロニーではなかったかというわけである。

当時、六甲山系では、けっこう登山家の間の目撃が多く、彼らのことを”精霊さん”と呼んで、仲間うちでは粗相のないように注意を喚起していたという。
だが、水晶取りに出かけた際に、不用意な同行者のたまたました行為で、スカイフィッシュを怒らせてしまったというわけだ。

Sさんは時間をおいてその場所に戻ってみたという。
踏み潰された二匹は、元あったサイズの半分以下に縮れて死んでいた。
だが、最初に竹ざおに当たり図らずも不覚を取ったスカイフィッシュは、縦に切られたようになっていて、地面に落ちて粘液を吹いていたが、まだ生きていた。
Sさんはそれに近付くと、それはいかにも悲しそうな顔をして見せる。
目、鼻、口のついた”顔”がちゃんとあって、まるで人のような表情を作って?見せたというのである。

おお、可愛そうに、さぞ痛かったろうと言葉をかけると、Sさんの心の中に直接、痛い痛いと答えがあった。
そして会話の進行によって、その表情を笑い顔や泣き顔に変化させたというのである。
そのとき、彼らも心を持ち、感情を持ち、しかも人の言葉を理解する高度な知性を持った生き物であると思ったそうだ。
それ以降も、要請してその口の中に収めた長い二本の鋭い歯を見せてもらった話や、そこを去ろうとするとき、助けてくれと心の中に呼びかけてきたことなど、驚異的な話がいくつか続いたが、とにかく彼らとは、ごく日常会話がコミュニケーション手段として使えたため、その後も時折の付き合いができたというのである。



Sさんは、彼らを目撃するには、動体視力を鍛えなくてはならないと言われる。
長年視力を培ってきた経験から、Sさんは彼らの飛び方について語ってくれた。
水の上に出たときは、いったんホバリングするようにして滞空し、それから一気に飛び去るという。
そのときが普通人でも見ることのできるチャンスであろうという。

テレビ局などは視聴率稼ぎのために、捕獲作戦などを企画しているが、相手が生身の体であれば、いずれそれも可能となるだろう。
しかし、感情も知性も、さらに凶器となる鋭い歯を併せ持つ高度な生き物であることも確かとすれば、当然逆襲されることも念頭に上ってくる。
彼らは特に、人間の頚動脈が弱点ということは知っているらしい。
最も無防備なその個所をたったひと噛みするだけで事足りるのだ。
高速飛行のコントロールは、お手のものとすれば・・・・。
対立を招いた先には、いつでも恐怖の大王?となりうる伏在なのかもしれない。

また、Sさんは、彼らを地球に古くからいて、今までの生命とは進化の道を異にした種族なのであろうと推測されている。
そして、彼らから直接受けた回答であろうか、宇宙空間にまで彼らは飛んでいくという。
いわゆるかつてクリッターと言われたものもその類いであるというのだ。

それらが本当の話であるなら、あの超高速急旋回をもって飛ぶほどのエネルギー源は、未だ科学では知られていないものであろう。
そのエネルギーが蓄えられた栄養水が、甘い水となり、すぐれた薬効を示す。
そう言えば、養老の滝の水は甘く、それだけで人が養えたというが、似てはいないか。
それは、より科学が進めば、”気”というものがそうだったと気付くのかもしれない。
そうしたエネルギーがあるとするなら、それを常食にして生きる生き物がいてもおかしくはない気がする。

さて、SさんはやはりUFOや宇宙人に遭遇したことがあり、彼の体内には異物が埋め込まれており、病院の検査でそれが指摘されているという。
それ以外にも、驚嘆するような話をいろいろと伺ったが、学研ムー6月号でそのへんにアプローチしてくれるかも知れない。


2002.04.10
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